この記事では、フランスの長期滞在ビザの申請の方法と流れを紹介します。
私自身、2022年7-9月にビザ申請を行いました。最新のビザ申請の状況について参考になるかと思いますので、これから申請予定の方は最後までご覧ください。
フランスの長期ビザって?という方はまずこちらの記事をご覧ください。
・フランスの長期ビザ申請に必要な書類
・申請に必要なフランス大使館訪問とビザの受け取り方までの流れ
フランスビザ申請の流れ
フランスビザの申請のための作業としては大きく分けて、書類の準備と大使館への訪問の2つが必須となります。
1. 書類の準備
まず第一に、これが全てと言っても過言ではない程、書類の準備が大事です。限りなく完璧に近づけることが大事ですので、出来るだけ経験のある業者に代行で書類準備をしてもらうことをお勧めします。
日本のお役所でも、細かいところまで確認して書類が足りなければちゃんと出してください。と言われますよね。フランスビザ申請では、日本より細かく内容を見られ、かつ日本のお役所のように担当職員が何とかしようとしてくれない。と考えてください。
必要な書類の数、種類は、どのビザを申請するかや家族構成などによって異なります。ここでは、パスポートタランの申請書類について説明します。
英語もしくはフランス語ですが、フランス政府のHPから自分の状況からどんな書類がVISA申請に必要なのか調べることができますのでご参考までにご覧ください。
フランス政府 VISA Wizard→https://france-visas.gouv.fr/en/web/france-visas/ai-je-besoin-d-un-visa
この結果から、私が必要な書類はこのようになりました。
- 有効期限3ヶ月以上あるパスポート
- 証明写真(3.5cm x 4.5cm)
- Cera form nb.15616*01の書類ーフランスの会社が記入する労働条件などを記載したもの
- フランスの会社の法人登記簿(K-bis)と社会保障制度に入っている証明
- 従事する業務の内容と目的を記載したレター
- フランスの会社との契約書(電子署名の場合はその証明書も)
- 99ユーロ相当の日本円
- 大学の卒業証明書(コンサル会社から準備しといた方が良いとアドバイス)
- レターパック赤(在日フランス大使館HPの注意事項に記載あり)
2. フランス大使館訪問の予約、訪問
大使館訪問の予約は以下のページより行います。あまり空きがありませんので、書類準備を始めると同時に先に予約をしておき、その日に向けて準備を進めていくというような形にしましょう。(下記URLでの予約はパソコンからだとうまくいきました)
書類が無事準備完了したら、チェックリストを印刷して、その順番通りに書類が並んでいることを確認しましょう。(順番通りになっていなければ怒られることもあるようです。。)
そこまでしなくても良いのではと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に、予約表も含め、全ての資料は紙媒体で持って行った方が良いかと思います。(エコの時代に逆行していますが、念には念をの考えです)
訪問日当日は、予約時間の少し早め(15分前くらい)に着くように行きましょう。
資料を窓口の方と一緒にひとつずつ確認していき、問題なければ指紋採取、写真撮影を行い、支払いをして完了です。ビザが発行されるとレターパックで郵送されますので、後は特にすることはありません。
不備があった方は、仕方ないと諦め、再度頑張りましょう。
3. ビザの発行、受け取り
ビザの発行状況は以下のリンクから確認できます。
ビザ申請時に受け取ったレシートに記載の情報を入力すると、まだ手続き中なのか、手続きが完了したのかがわかります。
完了すると以下のような表示になります。
この表示が出てから大体2、3日で手元にビザ付きのパスポートが届きます。
パスポートが届いたら、あなたは長期滞在を認められたことになりますので、堂々と入国しましょう!
※ビザの有効期限は入国予定日から3ヶ月で、入国後、この期間内にさらに別の手続きをしなければなりません。しかもフランスの役所で。これについてはまた別の記事でお話しします。とにかくビザが取れたことをまず喜びましょう!
まとめ
フランスの長期ビザの申請について説明しましたがいかがでしたでしょうか。
とにかく大事なのは、
- 書類の準備
- 時間の管理
の2点です。書類の準備については、言うまでもありませんが、出発日が決まっている場合は、出発日から逆算し、早めに全て動くように気をつけましょう。お金に余裕がある場合は、少しでもコンサル会社などにアドバイスを貰うようにするのを強くお勧めします。
それでは、少しでも皆さんがスムーズにビザを取得できることを祈っております!