ETIAS(エティアス)事前渡航認証の開始【欧州へ旅行予定の方必読】

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この記事では、2023年以降EU諸国に入国する際に必要となるETIASについて解説します。

本記事のテーマ

2023年から】ヨーロッパに旅行に行く際はETIAS(エティアス)の申請をする必要があります。渡航当日までに申請を済ませていない場合、飛行機への搭乗を拒否される恐れがありますので申請は早めにするようにしましょう。

これからヨーロッパ旅行に行こうと考えている方はぜひ最後までチェックしてください。

ETIAS (エティアス)について

ETIAS(エティアス)とは

ETIASはEU諸国に入国する際に必要となる”渡航情報認証制度”です。

今までは日本のパスポートを持っていれば、パスポートだけで入国できていましたが、2023年からはパスポートに加えETIASが必要となります。*ETIASはビザなしで入国する人向けのものなので、ビザをお持ちの方は必要ありません。

アメリカ(ESTA)、カナダ(eTA)、オーストラリア(ETAS)に旅行に行かれたことのある方は経験されたことがあるかと思いますが、これらの国と同様に出国前にWeb申請をして認証を受ける必要があります。

ETIAS導入の背景

渡航認証制度は、アメリカで2009年に導入され、その後カナダ、オーストラリア、スリランカでも導入されました。また、2021年9月にはお隣の韓国でもスタートしました。

有効なビザを持っている場合を除いて入国者全員が取得する必要があります。

ヨーロッパでも、各地のテロなどの犯罪を未然に防ぐことなどを目的として導入されました。

対象となる国 (2022年1月時点)

アイスランドイタリアオランダエストニアオーストリア
ギリシャスイススペインスロバキアスウェーデン
スロベニアチェコデンマークドイツノルウェー
ハンガリーフランスフィンランドベルギーポルトガル
ポーランドマルタラトビアリトアニアリヒテンシュタイン
ルクセンブルグ
シェンゲン協定への加盟が予定されているクロアチア、キプロス、ブルガリア、ルーマニアへ渡航する際も申請が必要となる見込みです。

ETIASの申請方法

申請の流れ

申請は単純で、ずばりオンラインで必要情報を記入して送信するだけです。大体10-20分程度かかると言われています。

  1. 申請に必要なものを手元に準備する
  2. 携帯、パソコンでETIAS申請のWebサイトにアクセスする
  3. 申請フォームで必要事項の入力、申請
  4. 審査結果の通知

申請に必要なものを手元に準備する

申請に必要なもの

・有効なパスポート
・ネット環境
・送受信可能なメールアドレス
・クレジットカード/デビットカード *18歳未満と70歳以上は無料となる見込み

携帯、パソコンでETIAS申請のWebサイトにアクセスする

ETIAS申請のWebサイトはまだ発表されていません。

申請フォームで必要事項の入力、申請

必要な情報を入力していきます。現時点ではまだ確定はしていませんが、入力するべき内容は以下のようなものになると言われています。

  • 氏名、性別、生年月日
  • パスポート情報(パスポート番号、発行日、有効期限)
  • 現住所、国籍、出生地
  • メールアドレス、電話番号
  • 最初に入国を予定している国
  • 現在の就労先または在学先に関する情報
  • その他(過去の犯罪歴や渡航履歴など)
  • 支払い情報(クレジットカード情報)

審査結果の通知

審査結果は基本的に申請から4日以内で出るとのことですが、始まってすぐは色々とトラブルもありそうですので、旅行の予定が決まったら早めに申請しておいた方が良さそうです。

審査が完了し、問題がなければ「渡航認証許可」の通知が申請時に記入したメールアドレスに届きます。このメールを受け取れば、晴れてヨーロッパに入国することが出来ます。

念のため、印刷してパスポートと一緒に持って行きましょう。

最新の情報、より詳細な説明はETIASの申請方法のページよりご確認ください。

ETIASの申請方法:

https://www.etiasvisa.com/etias-requirements/japanese (英語) 英語が分かる方はこちらの方がより最新の情報かと思います。ETIASが始まったらお知らせが来るように登録できます。

https://etias-web.com/ (日本語)

まとめ

この記事ではETIAS(エティアス)について説明しました。

ETIASとは

  • ETIASは2023年から始まる事前渡航情報認証制度 (2023年5月までに完全稼働予定)
  • ビザ所持者を除き全員がヨーロッパに旅行に行く際は事前に申請が必要
  • 申請方法はWebからで、18歳以上70歳未満の方は有料に

でした。詳細についてはまだ決まっていないので、とりあえずパスポートだけじゃ行けなくなるんだなということだけしっかり覚えていてください。

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