アメリカやドイツのアウトバーンで運転してみたい!と思ったことがある方はたくさんいるのではないでしょうか。この記事では、そんな夢を叶えるために一番重要な、海外で車を運転する際に必要となる「国際運転免許証」の取得方法について説明します。
実はつい先日、筆者自身も申請に行ってきました。その時の体験談も踏まえておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
国際運転免許証とは
海外で運転するための方法
日本人が海外で運転をするためには以下の3つの方法があります。
- 国外運転免許証を取得する
- 日本の運転免許証をその国の運転免許証に切り替える
- 外国で試験を受けて、その国の運転免許証を取得する
1では「国外運転免許証」と書きましたが、これは「国際運転免許証」の正式名称にあたります。
この「国外運転免許証」は道路交通に関する国際条約(ジュネーブ条約)で定められたもので、この条約に加盟している国では、「国外運転免許証」を持っていれば車を運転することが出来ます。
どの国が条約に加盟しているかは以下の警視庁のページから確認できます。
国際運転免許証の期限
国際運転免許証の有効期限は、発給日から1年です。(有効期限内であれば、何回海外に行っても使用できます。)
ですので、旅行などで海外に行って運転される場合は、国際免許証を取得して、旅行時にパスポートと一緒に携帯しておけば問題ありません。
しかし、滞在が長期(1年以上)となる場合は、この国際免許証の期限が途中で切れてしまうことになりますので、2か3の方法でその国の運転免許証を取得しましょう。
*日本の運転免許証を海外の免許証に切り替える手順は、国によって異なります。詳しくはその国の大使館のHP等をご覧ください。
国際運転免許証の申請方法
申請に必要なもの
- 日本の運転免許証
- パスポート
- 申請手数料 2,350円
- 証明写真 (横3.5 cm x 縦4.5 cm)
- 記入した申請用紙
申請の流れ
申請の流れはとてもシンプルです。
お住まいの県の警察署・免許センターに行く
お住まいの県の警察署または免許センターで申請が出来ます。大体平日の夕方までの時間しかやっていないのが難点ですよね。。私は平日休みを取って免許センターにいきました。
*受付時間など詳しくは最寄りの警察署、免許センターにご確認ください。ちなみに、免許センターは即日発行してくれますのでおすすめです。(警察署は1-3週間程度かかるようです)
国外免許受付に行って、申請用紙の記入
私の行った兵庫県の免許センターでは、国外免許用の受付がありましたので、そこに行って国外免許がほしい旨を伝えると、申請書を渡されました。免許センターによって違いはあれど、申請書は必ずありますのでそこに必要な情報を記入しましょう。
申請用紙の記入事項は県によって少し異なりますが、記入する内容としては以下のような内容です。
- 氏名、生年月日、出生地(県)
- パスポート番号、発券日
- 国内の連絡先
- 渡航先、渡航期間、渡航目的
- 職業
手数料の支払い
手数料は、2022年8月時点では2,350円となっています。
免許センターの場合、収入証紙を購入する窓口があります。窓口で支払いをすると、申請書にその金額分の証紙を貼ってくれますので、その申請書を持って再度受付に行きます。
申請書、免許証、パスポート、写真を持って申請
申請書の他、写真と免許証、パスポートを受付で渡すと、顔のチェックなど確認作業が行われ、問題がなければ申請完了です。
あとは出来上がりまで待つだけです。
国際運転免許証の完成、受け取り
空いていれば、5分程で出来上がります。名前を呼ばれたら受け取りに行きましょう。
写真のような国際運転免許証が渡され、申請はすべて完了となります。
はじめにも言いましたが、有効期限は発給日から1年間です。有効期限が過ぎたら、速やかに最寄りの警察署(交通課)、 又は免許センターに返納しなければなりません。
実際、海外に長期居る場合などは速やかに返却することが難しいと思います。その際は日本に帰国して免許更新する時などに一緒に返納するようにしましょう。
まとめ
国際運転免許の申請方法について説明しましたがいかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、免許センターに行って、申請書を記入してお金を払う。これで申請は終わりです!
ただし、持ち物はしっかり忘れないようにしましょう。これを忘れてしまうと家に取りに帰らないといけなくなるので面倒です。
- 日本の運転免許証
- パスポート
- 申請手数料 2,350円
- 証明写真 (横3.5 cm x 縦4.5 cm)
国際運転免許証が無事発給されれば、あとは外国に行って、車を準備すれば晴れて合法的に運転できます!
交通事情(車線や交通ルール、マナーなど)は国によって異なるので、事前に調べておいてくださいね。(免許があるからと言って日本と同じように運転したら大変なことになります。。。)
くれぐれも事故には気を付けて、安全運転で外国でのドライブを楽しみましょう!